馬刺しが美味しくてすごいと聞いたので、以前からとても気になっていました。
馬刺しは栄養満点なのにカロリーが低く、タンパク質も摂れてダイエットにぴったりなのだとか。
スポーツ選手やボディービルダーの方々もスタミナ対策やボディメイクのために馬肉を取り入れているそうです。
そんなに素晴らしいものなら一度試してみたいと思ったのですが、残念ながら近所のスーパーや精肉店には馬刺しの取り扱いはありませんでした。
そこで困った時はネットです!
ネット通販で馬刺しをお取り寄せしてみました。
お取り寄せしたのは熊本の馬刺し専門店「熊本馬刺しドットコム」の馬刺し。
本場熊本でも美味しいと評判の馬刺しドットコムの馬刺しの味や、よりおいしく食べるコツなどを詳しくレポートします。
今回お取り寄せしたのは、熊本馬刺しドットコムの人気商品、「6種類のお試しセット」です。
馬刺しドットコムの馬刺しはこんな感じで届きます
注文した馬刺しが届きました!
割とコンパクトな包装で届いたので、ホッとしました。
冷凍で届くとのことだったので、大きな発泡スチロールの箱とかで届いたらゴミ捨てが大変だなーって思っていたんです。
ヤマトさんの冷凍便で届くので、確実に馬刺しを受け取ることができるように時間指定をするのがベストですね。
外箱はこんな感じです。
シンプルでスッキリとしたデザインで、桜のマークがポイントになっています。
これは馬肉は桜と呼ばれるからですね。
ちなみにイノシシ肉は牡丹、鹿肉は紅葉と呼ぶそうです。
お肉をなぜか植物に例えるのが面白いですね。
一説には馬肉の場合には、色が美しい桜色だったから桜と呼ばれるようになったそうです。
箱に書かれた「熊本直送」の文字が頼もしい。
はやる気持ちをおさえつつ、早速開封ー!
一番上には馬刺しのパンフレットが同封されていました。
パンフレットには各部位の説明や特徴、解凍方法やスライスの方法などが書かれています。
馬刺しを自分で解凍したり切ったりしたことがないので、詳しい説明がついていて助かりました。
調べればわかるでしょうが、いちいちスマホで検索するのも面倒ですよね。
私はパンフレットを冷蔵庫に貼って、それを確認しながら解凍したりスライスしたりしたのでスムーズにできてよかったです。
パンフレットの下には、今回注文した「6種類お試しセット」が入っています。
見てください、このギッシリ感!
6種類の馬刺しが、それぞれ小分けにパックされています。
しかも、きちんと一つ一つラベリングされているので、初めてでもどれがどの部位なのかきちんとわかりました。ありがたい。
内容は、赤身・中トロ・ヒレ・フタエゴ・タテガミ・ユッケの6つと、ユッケ専用のタレが入っています。
今回は、このセットと一緒に別売りの醤油も注文しました。
「6種類お試しセット」には専用醤油は含まれていません。
わさび醤油やごま油に塩などで馬刺しを食べる場合もありますが、個人的には専用の醤油で食べたほうが断然美味しかったです。
馬刺しを注文する時には、専用醤油をたっぷりと気兼ねなく使えるので、一緒に購入するのがおすすめですよ。
早く食べたい!
でも食事の時間まで、ひとまずお預け。
とはいっても、このまま冷蔵庫に入れるのはNGですよ!
次は、正しい馬刺しの保管方法について説明します。
届いた馬刺しの保存方法
馬刺しは冷凍便で届きます。
熊本の馬刺し専門店から取り寄せるので、新鮮な生の状態で届くのだと思っていました。
冷凍だとわかって、ちょっとがっかりしたのですが、馬肉は冷凍処理をおこなうことが国から義務付けられているそうです。
冷凍することで食中毒や寄生虫のリスクをなくし、安全に食べられるようにするのが目的です。
馬刺しは冷凍されている方が正解なんですね、知りませんでした。
馬刺しドットコムの馬刺しは、捌きたての新鮮な馬肉を瞬間冷凍しているので、フレッシュな状態をキープして届くんだそうです。
だから美味しいんですね。
ますます食べるのが楽しみになってきました。
せっかく新鮮さをキープして届けられた馬刺しですから、保存方法を間違えないように注意しましょう。
届いた馬刺しは外箱から出して、すぐに冷凍庫へ入れるのが鉄則です。
馬刺しは繊細な食材なので、食べる直前まで冷凍庫で美味しさを保っておきましょう。
馬刺しドットコムの馬刺しは、冷凍保存で賞味期限が180日と長いので冷凍庫にストックしておくのもいいですね。
冷凍庫で保存する際には、できるだけ冷凍庫を食品などでいっぱいにしておきましょう。
冷蔵庫はスカスカの方がよく冷えますが、冷凍庫は逆なんです。冷凍しているものが詰まっている方が、温度が上がりにくく冷凍効率が良くなります。
また冷凍庫を開け閉めすると、それだけ温度が上昇しやすくなるので、馬刺しを冷凍庫に入れたら、できるだけ冷凍庫の開閉は減らしましょう。
冷凍庫に入れているものをメモしておけば、確認のために冷凍を開けなくても良くなるのでやってみてください。
冷蔵庫で保存することも、できなくはないですが、その場合にはできるだけ早く食べるのがポイントです。
冷蔵保存は馬刺しがじわじわと解凍されてしまうので、新鮮さが落ちないタイミングで食べてください。
私も「お肉の解凍は時間がかかるから、冷蔵庫に入れておこう」と考えがちですが、馬刺しの解凍は難しくないし、すぐにできるので冷凍庫での保存をおすすめします。
馬刺しの解凍方法
馬刺しを美味しく食べるためには、保存方法ともう一つ、解凍方法も重要です。
鮮度を落とさないようにしっかり冷凍保存をしていたとしても、解凍方法を間違えてしまうとドリップが出てしまいます。
ただドリップが出るだけなら良いのですが、この時ドリップと一緒に旨味成分も流れ出てしまうのが問題です。
旨味と水分が抜けてしまうことで、栄養価が下がったりパサつきが出たりするので馬刺しの味が大きくそこなわれてしまいます。
電子レンジでの解凍も味が落ちるのでやめましょう。
馬刺しを美味しく食べるための解凍方法は、ズバリ流水解凍です。
流水解凍は、自然解凍や水につけたままにする解凍方法よりも早く解凍できるという特徴があります。
一般的に厚みのあるものは解凍に時間がかかりますが、流水解凍であれば熱伝導率を向上させることができるため短時間でも解凍が可能です。
流水解凍の手順とコツをまとめてみました。
馬刺しの流水解凍
- 大きめのボウルや鍋に水を張る
- 馬肉を開封せずにパックごと水に沈める
- 沈まない時には、お皿などをのせる
- 水道から水を流す
- 水温や馬刺しの量によっても変化するが、5~10分ほどで解凍できる
馬刺しはほとんどものが真空パックされて届きますので、それを未開封のまま流水で解凍します。
解凍時間は5~10分程度ですが、これはあくまでも目安です。
気温や水温などによっても時間が変わってきますので注意して解凍しましょう。
完全に解凍してしまうと馬肉をスライスしにくくなるので、中心に凍った部分が残る半解凍の状態がベストです。
「まだ凍っているかな?」くらいが切りやすいので試してみてください。
馬刺しはどうやって切ったらいいの
解凍できたら、次は馬刺しをスライスしていきます。
適当に切ってしまうと馬刺しの美味しさがダウンしてしまうので、スライスの仕方のポイントを押さえておきましょう。
まず、馬刺しは半解凍の状態で切っていきます。
完全に解凍された状態ですと馬刺しはやらかいので、包丁でキレイに切るのが困難です。
やわらかい肉質のためスライスする時に無駄な力がかかりやすく、馬刺しを押しつぶしたり断面がデコボコになったりしてしまいます。
半解凍であれば適度なかたさがあるのでスライスしやすいです。
まっすぐスパッと切ることができるので断面もキレイで、食べた時の舌触りも良くなります。
馬刺しは部位によって最適なスライスの厚さが異なるので、半解凍じゃないと狙った厚みでスライスできないので注意してください。
赤身肉やタテガミは薄めの3mm程度、中トロはやや厚みを持たせるとバランスが良いです。
フタエゴは歯ごたえのある部位なので、薄くスライスしましょう。
包丁を入れる向きも重要です。
馬刺しの繊維に垂直になるように包丁を入れてスライスしていきます。
肉の繊維を切ることで繊維に沿って切るよりも、よりやわらかさを出すことが可能です。
馬刺しを切る前には、まず繊維の方向をよく観察しましょう。
そして、馬刺しの薄いほうを手前にして清潔なまな板の上に置きます。
馬刺しは生色をするので、手や包丁、まな板といった調理器具も清潔なものを使用して衛生管理に気を配りましょう。
馬刺しは鮮度が命!
お皿など必要なものは先に準備してから、手際良く切っていくとスムーズですよ。
キレイな馬刺しの盛り付け方
馬刺しの魅力の一つは、鮮やかな桜色です。
馬刺しの魅力を最大限に引き出すためには、お皿の盛り付けも大きなポイントになります。
馬刺しの盛り付けのコツ
- 皿は馬刺しの色が映える色を選ぶ
- 皿の奥から盛り付け始める
- 皿の奥に高さを出して手前を低くする
- 色の違う部位を並べるようにする
馬刺しは紅白の色が美しいので、あんまり原色の派手な色のお皿にはあいません。
おすすめはシンプルな白ですね。
白のお皿なら馬刺しの赤身の色がよりキレイに見えます。
そして、お皿に馬刺しをそのまま乗せていくだけでは、のっぺりとした平坦な印象になってしまうので避けましょう。
スライスオニオンなどを下に引いて高さを出してください。
その時に大葉も使用するとアクセントにもなります。
また、お皿の奥から部位ごとに並べていくと盛り付けやすいです。
並べる順番としては赤身の隣には白いタテガミを配置、そうすることで部位ごとの色が引き立ってメリハリがつきます。
今回、白いスクエアのお皿に馬刺しを盛り付けてみました。
付け合せとしても馬刺しとの相性が良い玉ねぎをスライスして、お皿の奥に小さな山になるようにのせます。
そこに大葉をのせて馬刺しを配置していくと、簡単にお皿の中で高低差をつけて盛り付けることが可能です。
馬刺しは部位ごとで色が異なるので、色のバランスも考えて配置すると見栄えがさらに良くなります。
今回はセットの中にユッケがあったので、ココットに入れて一緒に盛り付けました。
ユッケはニンニクの風味が効いたユッケ専用のタレが付いてきます。
そのタレを絡めるのでユッケと馬刺しと味が混ざらないようにココットを利用しました。
ユッケは卵黄を上に乗せると見た目も良くなるし、玉子のまろやかさで味も広がりますのでおすすめです。
馬刺しの美味しい食べ方
馬刺しを美味しく食べるために、保存・解凍・切り方といったポイントを説明しました。
最後のポイントは、タレと薬味です。
馬刺しはあっさりとした味わいなので、様々なタレや薬味とマッチします。
タレと薬味の組み合わせはバリエーションが豊富なので、いろいろ試してみてください。
イチオシなのが、甘口醤油です。
とろみと甘みのある醤油は馬刺しの味を引き立ててくれるので、お酒もご飯も進んで最高ですよ。
九州は甘口の醤油が主流で、馬刺しの名産地の熊本でも馬刺しは甘口醤油でいただくそうです。
馬刺しドットコムの甘口醤油は、オリジナルの馬刺し専用の醤油なので馬刺しドットコムでしか買えません。
しかも、この醤油は明治3年に創業した熊本阿蘇の老舗店が手がけているんです。
阿蘇の澄んだ水で作ったコクのある醤油が、熊本の馬刺しにはぴったり合うので、ぜひ試してほしいと思います。
甘い味が好みではない場合には、刺身醤油にわさびという組み合わせで食べる人も多いです。
レバ刺しの時のように、ごま油に塩を合わせたものをタレにすることもあります。
自分の好きな味で味わってみてください。
馬刺しを味わう上で味を左右する薬味にもこだわってほしいと思います。
馬刺しと相性の良い薬味は、スライスオニオンと大葉、ショウガ、ニンニクなどです。
スライスオニオンのシャキシャキとした食感と馬刺しのやわらかさが対照的になります。
大葉は爽やかな香りと鮮やかな緑色が、馬刺しの味と色を引き立ててくれるのがポイントです。
ショウガとニンニクは、すりおろして醤油に溶いたり、馬刺しに直接のせたりして楽しみます。
ショウガとニンニクは一つずつ使用してもいいですし、両方を合わせても美味しいです。
馬刺しが残ってしまったら
馬刺しは生ものですので解凍したら、その日のうちに食べてしまいましょう。
美味しいからペロッと食べちゃいますが、もし残った時には加熱して食べましょう。
冷蔵庫に入れていたとしても、次の日に馬刺しで食べるのは避けてください。
その日のうちに馬刺しで食べる場合には、できるだけ空気に触れないようにして冷蔵庫に入れます。
空気に触れると酸化が進み味が落ちるので、できるだけ空気を抜くようにピッタリとラップをします。
冷蔵庫では温度の低いチルド室で保存するのがベストです。
馬刺しは鉄分が豊富ですので、酸化が進むと黒っぽい色に変色してしまいます。
変色を防ぐためにも空気に触れないように保存するのがポイントです。
ただし、一度解凍した馬刺しを冷凍庫で保存するのは厳禁ですので気をつけてください。
再冷凍するのは衛生的ではありませんし、せっかくの馬刺しの旨みが大きく損なわれてしまいます。
解凍した馬刺しは、当日中に食べましょう。
あまった馬刺しを次の日に食べる場合には、中まで火が通るように加熱してください。
馬刺しのタレを使ってタレ焼きにしたり、塩コショウで焼いたりするのもおすすめです。
馬肉はしっかりとした旨みを持っているので、煮込みにしたりカレーに使用しても美味しいです。
もともとニンニクやショウガと相性が良いので、それらで炒めるのもいいですよ。
おつまみにもぴったりです。
馬肉を加熱する時には中まで火を通しますが、必要以上に加熱をしてしまうとパサつきが出るので注意してください。
脂身の多い部位は、しゃぶしゃぶにしても美味しく食べられます。
こんな感じの時にオススメ
今回、馬刺しドットコムの馬刺しをお取り寄せしてみて、「馬刺しって、美味しいし使える!」って思いました。
赤身はあっさりしていて美味しいし、脂肪分の多いタテガミやフタエゴはプリプリなのにとろけるような食感で、やみつきになりそうです。
ユッケもピリ辛のタレがハマってて最高でした。
最初は、冷凍肉は食べる時にいちいち解凍しないといけないから面倒だなと思っていました。
でもボウルの中に入れて水を流しながら解凍すれば10分かからないくらいで解凍できて、とっても簡単。
食べたい時にサッと用意ができるのが嬉しいです。
部位ごとに小分けにパックされているので、食べたい分だけを解凍できるのもお気に入りです。
それに、馬刺しは見栄えがいいので、誕生日など家のちょっとしたお祝いの時とか、親戚が集まるお正月なんかの時にあったらテーブルの上が華やかになりますね。
今回はお試しセットを注文しましたが、馬刺しのセットにもスペシャルセットや大満足セットなどがあるので人数によって選べます。
しかも、冷凍で6ヶ月保存できるから買い置きしてストックできるという点も優秀です。
急な来客にも対応できるので、冷凍庫に馬刺しがある状態は頼もしいですよね。
馬刺しは夕食や晩酌、パーティーなど用途が広いのでおすすめです。
今回お取り寄せしたのは、熊本馬刺しドットコムの人気商品、「6種類のお試しセット」でした。
熊本馬刺しドットコムの 「6種類のお試しセット」